単身赴任経営者の日常

東京に単身赴任中の経営者の日々を綴る。夫婦仲はもちろん円満♪

若手会社員の心の本音。上司や先輩には話せないと思っているぶっちゃけ話

こんにちは、鈴木です。
訳あって本日2個目の投稿です。
精力的ですね、自分!(笑)
 
先に断っておきますが、一日一文でもいいから毎日やるというのを大切にしているので、2個投稿するのは超珍しいと思ってください。
 
 
さて、本記事は私の普段関わっている若手会社員の感じていることです。
 
私は月に1回、東京で働く20代~30代前半を中心とした若手社会人の交流会を開いています。
もうかれこれ8年ほどになりまして、最初は5人くらいから始めたものでしたが、最近では50人を超えることもめずらしくないくらいになりました。
リピーターも多いので、楽しんでくれている参加者も多いのかなと思います。
 
交流会を開き始めの頃は私自身30代に入ったばかりの時期で社会の中でも駆け出し感がありましたが、次第に歳も経験も重ねて参加者の相談に乗るようになってきました。
その中で驚いたのは、若い世代にも悩みを抱えている人がこんなにいるんだ!ということです。
 
私はそれまで、大多数の社会人はまっすぐ道を進めていて、どう進んだらいいかわからないと立ち止まっている人は少数派だと思っていました。
ですが若手と関わるうちに、まっすぐ道を進めてすっきりした状態で毎日を過ごせている人の方が圧倒的に少数派なことがわかってきたのです。
 
彼ら若い世代が悩んでいるのは、人によって様々です。
 
・仕事が楽しくない
・将来が不安
・収入が低く貯蓄できない
・忙しすぎてプライベートの時間がとれない
・やりたいことが見つからない、目標がない
・職場の人間関係がうまくいかない
・彼女(彼氏)ができない
・彼女(彼氏)とうまくいってない
・家族が大変
・休みの日にやることがない
・自信が持てない
・友人が少ない
・毎日がつまらない
 
特に仕事に関する人間関係の悩みと、自信のなさに対する悩みが多いですね。
 
問題は、こういう悩みを相談する相手が周りにいないように思っていることです。
本人たちに、「上司や先輩に相談したりしてる?」と聞くと、多くの場合「いえ話していません。会社の人とは仕事の話をするだけです」と返ってきます。
 
確かに、私自身もそうだったなと思います。
私の最初に入社した会社では同じ部署に後輩が1人、同期が1人、3つほど上に先輩が1人、それ以外は全員10歳以上上という職場に配属されました。
上司や年の離れている先輩とはプライベートでスポーツをしたり釣りに行ったりと人間関係は悪くはありませんでした。
ですが基本的に仕事の話か趣味の話くらいしか話題がなく、職業観や人生観、将来の話など人生に関わる話はしませんでした。
今思い返すと相談などしてもよかったと思いますが、当時はそういう話をしてもよい雰囲気ではなかったように感じます。
それと「こいつ会社を辞めるんじゃないか?」と思われるかもしれないと怖かったのもあります。
同期や近い先輩と話すことはありましたが、同じような悩みを抱えているもの同士話しても解決せず、愚痴で終わることが多かったように思います。
 
なので交流会で関わる若手たちが会社で本音を言えないのもわかる気がします。
 
そしてもう一つ驚きなのは、意外と将来の話を求めている人が多いことです。
将来の話や目標の話をすると「意識高い系」と揶揄される世の中のように感じていましたが、本音は真剣に自分の人生と向き合いたいと思っている若手が多いです。
真剣に愛情を持っていれば、仮に叱ったところで「ありがたい」と受け取る素直な心を持っています。
 
みんな人生を悪くしたいとは思っておらず、良くしていきたいと思っています。
そして会社に人生を預けても日本社会に人生を預けても、絶対に将来が安泰だということはないということに薄々もしくははっきりと気付いている人が多いです。
 
ただ会社の先輩や上司に対して、そういう想いを理解せず「仕事って言うのはなぁ」と一方的に押し付けてきそうで、とてもじゃないけど本音を言えないと感じている人も多いのではないでしょうか。
 
本音のところは、自分のことを親身に理解してくれて導いてくれて、時には愛情をもって叱ってくれるメンターのような存在を、今の若手は求めています。
 
会社の上司や先輩として肩書から関わるのではなく、一人の人間として真剣に関わることこそ、若手の心を開くコツなのではないかと、私はこの交流会を通して考えるようになりました。
 
 
長文でしたが、何かの参考になれば幸いです。
ここまで読んでくださってありがとうございました。