単身赴任経営者の日常

東京に単身赴任中の経営者の日々を綴る。夫婦仲はもちろん円満♪

忘年会?望年会?どっち使う?

こんにちは、鈴木です。

 

もう2019年も終わりですね。そろそろ「忘年会」の時期ではないでしょうか。

 

この忘年会を、近年では「望年会」と書くことも増えてきているようです。

私の周りでは7年ほど前からこの文字を使っており、今や自動的に「ぼうねんかい」は「望年会」とするようになっております。

 

と言うのも、「忘れる」という文字は後ろ向きで、一年にあった苦労とかは飲んで忘れちゃいなYo!という意味だと見て取れるからなんですね。だから、もっと前向きな「望む」という文字を使って、これまであった苦労の上に新しく経験を積んでいこうぜ!ということで、「望年会」と言っているのです。

 

で、これまでそうだそうだと思って普通に使っていましたが、最近になって、もしかしてこの「忘」の字に、もっと深い意味が込められてるのかもなと思うようになってきました。もしくは、忘れることに意味があるのかなと。

 

だって、この文字って数百年使われてきた字なわけじゃないですか。昔にも「忘れるって後ろ向きだよね~」なんて会話があったんじゃないかな。そのうえで、数百年生き残ってきた「忘年会」という漢字も大切にしていくものなんじゃないのかなと。

 

忘れることで、今を生きていける、という意味ではより道教的な考え方に近いのが、忘年会かな?未来を見て志を持って来年に望もうという意味で、儒教的な考え方に近いのが望年会なのかな、と思います。

 

どっちがいいとかどっちを使うべきか、ではなく、どちらにもいい面があって、その時々によってどの漢字を使うのか、選んでいきたいですね。