若手社員と関わる際に意識すること!お互いレッテルを貼って見ているという意識
こんにちは、鈴木です。
あなたは「あの人はこうだ」とか「この人はああいう人だ」みたいにレッテルを貼って他人を見ているでしょうか?
「レッテルを貼る」という言葉はあまりいい意味で使われません。
断定的で一方的になりますし、思考が固定化されるため柔軟性に欠けてしまいます。
またレッテルを貼ることでその人のことを本当に理解することができなくなります。
私たち自身も人からレッテルを貼られると「私の何を知っているのか?」と言いたくなりますね。
しかし良くないことと分かっていても、とかく私たちは他人に対してレッテルを貼りがちです。
なぜかというと脳の習慣の一つだからです。
習慣というのは「ある時点から意図的に行い、次第に無意識的に行えるようになるもの」です。
レッテルを貼ることで無意識的に判断できるようになり処理スピードが上がるという脳のメリットがあります。
無意識的に行っていることだからこそ、自分が人に貼っているレッテルは気づきにくいものなんですね。
特に若いころはアイデンティティを確立していくためにレッテル貼りをします。
なので若手社員も先輩や上司に対してレッテルを貼っているのです。
さて、どんな風に見ているのでしょうか?
レッテルのトリガーになるのはいい感情を抱くか抱かないかです。
共感や理解してもらえると嬉しい感情が芽生え、否定されて一方的に押し付けられると嫌な感情を抱きますね。
共感と納得ベースで話をしないと「この人はなぜこんなことを言ってるんだろう」と疑ってかかってきます。
そして同じような事例がないかインターネットで調べます。
ネット上は有益な情報もたくさんある一方で、非生産的な意見もたくさんあります。
そんな情報に触れて、上司や先輩の言葉をうのみにすることなく「この人は自分にメリットがあるから言ってるんだな」「会社側の人だから会社の論理を押し付けてくるんだな」とレッテルを貼られてしまいます。
もちろん若手自身にも依るので「自分のために言ってくれてる」と受け取る方もいます。
ですがそういう方ばかりでもないので、自分がどんな態度で接しているかが非常に重要で気をつける必要がありますね。
人と接するとき、親身になって向き合うと非常にエネルギーがいります。
ですがその態度はしっかり相手に伝わります。
何度も言いますが、若いからと言って彼ら彼女らも非常に繊細で、愛情をもって接すると愛情が伝わり、無関心で接すると無関心だというのが伝わります。
若手と接するときは、関わる前に一呼吸を置いて「どんな態度で話そうとしているか」を自分の中で確かめてから話しかけに行くと、いい結果が得られるかもしれませんね。