【雑記】脳神経科学の専門家と話してみました
こんにちは、鈴木です。
昨日は脳神経科学を専門としている方と話しました。
これまで自分で本を読んだり調べたりしていたので、専門家と話すのは初めてでとても貴重な体験ができました。
聞いたのは2点、「脳の能力を向上させるには」「認知症の原因と予防」についての最先端の情報です。
思っていた通り人間の脳の研究はなかなか難しいところがあり、進展しにくい分野のようです。
なぜなら人間の脳は他の部位と違って電極を指して調べたりすることが規則的にも倫理的にも禁止されているからです。
記憶とか感覚、運動機能などをつかさどる脳の部位は、マウスや猿などの他の動物にも共通する部分なので、他の動物の脳で調べて疑似的に調べることは可能ですが、
考え方や感情など人間に特異な部分に関しては調べようがない、というのが現状のようです。
ただやはり脳に関しては世界中の興味が集まる分野なので非常に多くの研究者が携わっていて、科学的進歩が遅いとはいえ将来は明るいだろうとのこと。
認知症に関しても今は癌と同じくらい研究に人とお金が割かれており、研究が進んでいるようです。
詳しくは割愛しますが、今37歳の私が60歳くらいになるころには治療可能なようになっているだろうという予測だそうです。
癌もほんの数年以内に完治できるようになるのではないかとのこと!!
認知症は現在原因がほぼ特定されてはおり、どうすれば予防できるのか、どんな行動が予防に効果的なのか、原因を取り除くにはなどがこれからの研究の大まかな流れのようです。
まず間違いなく言えるのは、適度な運動と適度な睡眠は効果がある、ということですが、どんな食事がいいのか、どんな脳の働かせ方がいいのかなどはわかっていません。
また認知症になる要因として、遺伝要因と環境要因が50:50というのが専門家の間の意見のようです。
そしていくら環境要因を排除して意識して生活したとしても、遺伝によりなる人はなるそうです。
私の母親は、きっと遺伝だったんだろうなぁ。
私は父親が癌家系で、母親が認知症家系なので、とにかく健康で居続けられるかどうかに関して危機感があります。
今回お話しできたのは非常に貴重で、ためになりました。
研究者になるつもりはありませんが、自分の生活にも仕事にも活かしていきたい体験でした。
これからも交流を続けていけそうなので、いい関係を築いていけたらと思います。